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メトロポリタンオペラが無料で見られます(2020年3月18日) 

コロナウィルスによる音楽、演劇の公演中止は日本だけではないようで、ニューヨークのメトロポリタンオペラも公演中止となっているようです。

ところがその代わりに全世界のオペラファンに無料でこれまでのメトロポリタンオペラの公演の録画を無料で提供するとのことです。
これらは日本でもライブビューイングされているものです。いくつかは私も新宿の映画館に見に行きましたし、またNHKのBSプレミアムでも放映されています。

でもすごいですよね。これブルーレイディスクでも販売されているものですよ。
さすがです、えらい!
だって、元々ニューヨークに見に行く予定などありませんから、コロナウィルスによる公演中止など私には関係ないことなんですから。それを全世界の人に無料公開ですからねぇ!

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以下はWebサイトから、ただし日本語訳おかしいところちょっと直しています。

「これらの非常に困難な時代に、オペラ愛好家に壮大なオペラの慰めを提供したい」と、メットゼネラルマネージャーのピーターゲルブはプレスリリースで述べました。「毎晩、過去14年間提供してきた高精細録画版の公演の様々な貴重なコレクションを提供します。」

最初の週のスケジュールは次のとおりです。

3月16日月曜日– ビゼー「カルメン」
エレナ・ガランチャとロベルト・アラーニャ主演 ヤニック・ネゼ・セガン指揮。2010年1月16日のライブ

3月17日火曜日- プッチーニ 「ラボエーム」
アンジェラ・ゲオルギウとラモン・バルガス主演 ニコラ・ルイソッティ指揮。2008年4月5日のライブ

3月18日水曜日– ヴェルディ「イルトロヴァトーレ」
アンナ・ネトレプコ、ドロラ・ザジック、ヨンフン・リー、ドミトリ・ホボロストフスキー主演 マルコ・アルミリアト指揮。2015年10月3日のライブ

3月19日木曜日– ヴェルディ 「La Traviata」
ダイアナ・ダムラウ、ファン・ディエゴ・フロレス、クイン・ケルシー主演 ヤニック・ネゼ・セガン指揮。2018年12月15日のライブ

3月20日金曜日- ドニゼッティ 「連隊の娘」
ナタリー・デセーとファン・ディエゴ・フロレス主演 マルコ・アルミリアト指揮。2008年4月26日のライブ

3月21日土曜日– ドニゼッティ「Lucia di Lammermoor」
アンナ・ネトレプコ、ピョートル・ベチャワ、マリウシュ・クヴィエシエン主演 マルコ・アルミリアト指揮。2009年2月7日のライブ

3月22日日曜日– チャイコフスキー 「エフゲニー・オネーギン」
ヴァレリー・ゲルギエフ指揮、ルネ・フレミング、ラモン・バルガス、ドミトリ・ホヴォロストフスキー主演。2007年2月24日のライブ


東部標準時で16日の夜7時30分というのは日本時間では翌日17日の朝9時30分です。それから20時間は見られるようになっているということです。
パソコンでメトロポリタンオペラのWebページにアクセスすれば、IDもパスワードもいりません、すぐ見られます。

またAmazonのfire TVでAmazonプライムビデオを見ている人は、Amazonで無料のアプリ Met Opera on Demand というのを購入(無料です)すればすぐ自動的にfire TVにインストールされます。
このアプリを開くとワンクリックでこの無料公開の動画に飛びます。簡単です。やってみましょう。


追記
ところが3月21日の新聞に

METの愛称で親しまれる米ニューヨークのメトロポリタン歌劇場は19日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、5月9日までの予定だった今年度の公演を打ち切ると発表した。所属する楽団員やコーラス歌手、舞台スタッフらは一時解雇となり、給料の支払いは3月末で打ち切られる。


という記事が載っていました。
組合との取り決めの「不可抗力」の事態という条項を適用しての措置ということらしいですが、いくら不可抗力でもねぇ。
主演の大スターはともかく、これらのスタッフにとっては死活問題でしょう。
日本でもコロナ肺炎のために非正規社員の雇い止めや就職内定の取り消しが始まっているとか。
早期に収束することを願うことしかできないのが歯痒いです。




[ 2020/03/18 10:48 ] オペラ | TB(0) | CM(0)

NHK BSハイビジョン 華麗なるメトロポリタン・オペラ(2008年 10月6日~10日) 

10月6日から10日にかけてNHK BSハイビジョンで「華麗なるメトロポリタン・オペラ」ということでニュー・ヨークのメトロポリタン歌劇場で上演されたオペラを5夜連続で放送した。

そのうちセビリアの理髪師以外は2007~2008シーズンに上演されたオペラで、日本でもライブビューイングで上映されたものだ。私もグノーのロメオとジュリエットとドニゼッティの連隊の娘は目黒パーシモンホールで見た。

METライブビューイング『連隊の娘』

マクベスとヘンゼルとグレーテルは今回はじめて見ました。

マクベスですが、マリア・グレギーナのマクベス夫人は前にレナート・ブルゾンのマクベスとの共演の舞台をテレビで見たことがある。何年前か忘れましたが、凄みと迫力があったような気がする。しかしこの舞台も不満があるわけではない。熱演です。

今回の舞台は現代的意味付けとかで、魔女たちがみな戦争難民ということになっておるようですが、面白いというか、余計なことというか、どうして近頃はみな現代の話にしたがるんでしょうねぇ。今回のはそれほど違和感はないのですが、魔女ですからねぇ。

ヘンゼルとグレーテルはなかなか楽しい舞台でした。

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ルネ・フレミングの案内による舞台裏や楽屋の様子が面白かった。オペラを製作するというのは大勢の人が寄ってたかって大変なんですなぁ。

EMIクラシックスとニューヨークのメトロポリタン・オペラが提携して2007~2008シーズンにメトで上演されたオペラの中からいくつかDVD化されているが、このマクベスヘンゼルとグレーテルも発売されています。

しかしなんでシーズン開幕を飾ったナタリー・デッセイ(ドゥセと本当は発音するらしいが)のランメルモールのルチアをやらないのでしょうか。DVDでも出ないし。不思議だ。と前にも書いた覚えがあるのですが、言わずにいられない!
(狂乱の場だけCDのボーナスDVDで見られますが、全曲盤をぜひぜひお願いします。)

関連記事 ナタリー・デッセイのCD

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[ 2008/10/16 10:35 ] オペラ | TB(0) | CM(0)

華麗なるメトロポリタンオペラ(2007年) 

 ニュー・ヨークのメトロポリタン歌劇場の公演のライブビュー、見に行けなかったがその後NHK衛星放送のハイビジョンで放映された。 フォアン・ディエゴ・フローレスのセビリアの理髪師、アンナ・ネトレブコの清教徒などやっと見ることができた。よかった。

 9日にはプッチーニの三部作「外套」 「修道女アンジェリカ」 「ジャンニ・スキッキ」を見た。 「外套」のグレギーナ、ホアン・ポンス、リチートラの熱演もよかったけど、「ジャンニ・スキッキ」が楽しかった。

 「ジャンニ・スキッキ」はあの「私のお父さん」という超有名アリアで名高いが、これは舞台を見ないと面白さは分からない。このメトの舞台の芸達者なアンサンブルはこのオペラの面白さを十分引き出していた。
 なかでもジャンニ・スキッキ役のアレッサンドロ・コルベリは、私の持っているDVD「ドン・パスクワーレ」でも芸達者なところを見せている。ロッシーニのブッフォ役を得意としているらしいがいい味出している。

 三部作の最後がこの喜劇で終わるというのはいいですね。

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[ 2007/12/14 12:54 ] オペラ | TB(0) | CM(0)

皇帝ティトゥスの慈悲 

 モーツァルトイヤー歌劇特集の最後はハイビジョンで2005年6月チューリヒ歌劇場公演の「皇帝ティトゥスの慈悲」でした(1月28日NHKハイビジョンクラシック館)。

 これは、同じチューリッヒオペラですが、後宮からの誘拐のようなことはなく見やすい画面でした。
ヴェッセリーナ・カサロヴァとリリアーナ・ニキテアヌが背広姿で並ぶとなんだか宝塚歌劇のようですが、この二人はズボン役似合います。ニキテアヌは25日のフィガロでケルビーノやってました。また、年末にデジタル教育で見たフンパーディンクのヘンゼルとグレーテルでマリン・ハルテリウスと主役の二人をやってました。楽しい舞台でした。

 しかしなんといってもヴィテルリアのエヴァ・メイが圧巻。皇帝の妃の座を得られず怒り狂い、自分を慕うセスト(ヴェッセリーナ・カサロヴァ)を利用して皇帝暗殺を実行させるという妖艶な悪女ぶりが良かった。

 最近出たモーツァルトオペラのすべて (平凡社新書)に、「ティートを主役として据えてはいるが、私たちにとって魅力があるのは、...ヴィテリアに決まっている。つい、最後のとってつけたような改心さえなければ、永遠の悪女として、時代を先取りしたはずなのに、と残念に思う。だが今のままでも、十分に近代的魅力の悪女なのではないか。」と書いています、さすがに専門家です。

この本はコンパクトにモーツァルトの全オペラをその制作過程の歴史とともに紹介しており、モーツァルトイヤーにもう一度モーツァルトのオペラをたどってみるのにとても良いガイドとなると思います。

 それからこのティートーも近頃流行の現代解釈というのか、皇帝とか親衛隊長などがローマ帝国のトーガでなくてブーツをはいたドイツ帝国?の軍人の格好をしていますし、セストなど他の男はスーツ姿です(ティートーも途中背広姿で出て来ます)。はっきり言って私は好きではない(しかしこのティートーぐらいならまぁいいかとも思いますが)。

 この辺の現代劇としてのオペラ演出については先ほど引用させてもらった『モーツァルトオペラのすべて』には冒頭に「二十一世紀のドン・ジョヴァンニ」と題して「現代の演奏、現代の上演・演出」などコンパクトにまとめられている。大変参考になります。
 私はそこで「懐かしい過去のモーツァルト」として言及されているベーム、カラヤンのフィガロやドン・ジョヴァンニのほうがが好きなんですがねぇ。現代のオペラ上演の流れはどうもそうではないらしい。

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[ 2006/02/04 22:56 ] オペラ | TB(0) | CM(0)

モーツァルト・イヤー歌劇特集(2006年1月) 

1月24日(というか23日の深夜)から5夜連続でNHKBS-2でモーツァルトのオペラ

1月24日「後宮からの誘かい」 2003年チューリヒ歌劇場公演
1月25日「フィガロの結婚」1996年チューリヒ歌劇場
1月26日「ドン・ジョヴァンニ」2002年エクサン・プロバンス音楽祭
1月27日「コシ・ファン・トゥッテ」2002年ベルリン国立歌劇場
1月28日「魔笛」 2003年コヴェントガーデン王立歌劇場

続いて29日にはNHKハイビジョンで2005年チューリヒ歌劇場公演の「皇帝ティトゥスの慈悲」でした。
こんなに続けてやられては見る暇あるのかと思いましたが、ティトー以外は既にNHK衛星放送で見たものでした。

24日の後宮からの誘拐について一言感想を 
 舞台はよろしいのですが、無意味な大写しが多すぎてうんざりする。歌っている歌手の顔ならまだ我慢できるけれど、手だけの大写し、腰のベルトのあたりの大写しなど、なにやってんだかいらいらする。まぁそのへん我慢できれば良い舞台だと思います。

コンスタンツェの マリン・ハルテリウスは29日のティトーにも出てますし、NHKBS-2で前に見た2004年チューリッヒ歌劇場のバラの騎士でゾフィーをやってました。よく知りませんがテューリヒの専属なのかな。オスミンのアルフレート・ムフ というバスもそのバラの騎士でオックス男爵やってました。

(追記)その後気が付いたのですが、ブロントヒェンが近頃人気のパトリシア・プティボンなんです。元気溌剌でコケティッシュなブロントヒェンです。

私が見た映像の後宮からの誘拐で私が好きなのは、1991年シュヴェチンゲン音楽祭の公演。NHKBSで見ました。コンスタンツェはルース・アン・スヴェンソン、ブロントヒェンがなんとこのマリン・ハルテリウスでした。その時から私はハルテリウスに注目しておりました。しかしなんといってもスヴェンソンが素晴らしい。 CDならグルベローヴァが最高ですが、映像で見るならこのスヴェンソンのコンスタンツェが最高。

それから、スヴェンソンだけでなくせりふ役のセリム・パシャもよかった。マティアス・ハービッヒという人だけど歌手ではありませんからこれ以外見たことはありませんが、パシャの威厳とコンスタンツェを愛する人間としての苦悩をよく表現していました。共感できるパシャはこれ以外知りません。前にLDでも発売されていましたが、見た人いるかしら。

(その後DVDで発売されました。私はすぐ買いました。)

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[ 2006/01/30 23:57 ] オペラ | TB(0) | CM(0)