棋力アップに役立つ囲碁の本 白石勇一六段の「やさしく語る碁の本質」 

私が読んでよいと思った囲碁力向上のために役立つ本を紹介しています。
今回は 白石勇一六段の「やさしく語る碁の本質」です。



囲碁人ブックスですがKindle版の電子書籍もあります。
わたしはKindle版を買いました。紙の本より安いし、iPhone、iPadで同期して読めます。

著者の白石勇一六段はアマチュアの高校選手権、学生本因坊に優勝するなどしてからプロになった棋士ということで、アマチュアの悩みがよくわかっているのだと思います。

この本、白石六段の初めての著書だそうですが、良い本です。
私がこのブログで最近紹介している武宮九段の「武宮の常識」、それから王立誠九段の「手厚さの罠」に勝るとも劣らない良い本です。 碁を打ち進めるには何を基準に何を考えて打つのかがよくわかる本です。

表紙の帯に 
「地を取る」よりも大事なことがある!
とあります。

まさにこれ、武宮正樹九段の「武宮の常識」にもあった考え方です。
武宮九段のその本にこうあります。

碁は最後に地が多いゲーム。石を取ることが碁の本質ではないように、
地を作ることも碁の本質ではないのです。
さて地をつくるゲームでないのなら、いったい何をすればよいゲームなのでしょうか。


これなんです。これが重要なんです。

武宮九段は
「碁は、今何が一番大事なことかを常に考えるゲームであり・・・(そしてそのためには)世界(盤面全体!)の状況判断を的確にすること」
と言っています。

白石六段はこの本で碁の本質は「石の強弱」であるとして、この本ではこのただ一つに絞って解説するとしています。

この白石六段の本や武宮九段の本は、「棋理」というか囲碁の考え方についての本だと思います。
最近私の棋力が向上しているとしたらこのへんのところをこれらの本で勉強したからだと自分では思っています。

次の一手を選ぶとき、あるいはどのようにいまの局面をもっていったらよいかを考えるとき、その考え方の基準、尺度が重要であり、それをこれらの著書から得たように思うのです。

この本で取り上げられている棋譜は級位者から低段者のものですが、そこに示されている間違いは私も犯している間違いです。
高度な読みに裏付けられたプロの碁よりもむしろ学ぶ点はいっぱいあります。

下の三冊絶対お勧めの本です。 これで強くなるなら安いもんです!

  








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[ 2017/06/17 15:26 ] 囲碁 | TB(0) | CM(0)

私の棋譜添削(2) 

囲碁学苑の授業対局の棋譜添削第2回。

これは2017年5月の授業対局 私の黒番です。
白番のNKさんは中盤以降石が混んで来てから力を発揮してくるので、中盤ぐらいまで私が良くても最後は負けてしまう。この碁もそうでした。

                 第1譜(1-12)
201705NK1.jpg
白12良手
白12とスベった進行は白がヒラキとスベリを両方打てた進行で、白好調の序盤です。

                 黒11の変化図
201705NK2.jpg
黒11では黒1のオサエが急所。地と根拠の要点です。
白は軽く2のヒラキが相場で定石形。
黒3など大場に向かってこれからの碁です。


(私よく黒番で下辺の小林流をやるのですが、その後白に右下にかかられてからがうろ覚え。ここのところをもっと勉強する必要があるようです。)

               第2譜(13-55) 〇52(●45)
201705NK3.jpg
白24,26良手
黒33,37良手
黒45,49良手
黒55の反発は鋭い勝負手。うまく戦いに持っていきました。

(白54のノゾキにツグことは全く考えませんでした。)

               第3譜(56-67)
201705NK4.jpg
黒59良手
黒61の受けは形が悪く、黒Aが本手。後に白B、黒C、白Dとなった時、黒Aと守ることとなって黒の守りが重複します。
白64が緩みで、黒67とボウシしては下辺の厚みが働き、黒好調でしょう。


               白64の変化図
201705NK5.jpg
白64では白1のオシで受け、黒2に白3と中を頑張りたいです。
黒4は白5で大したことはなく、白15までなら白が両方頑張っています。
実戦は明らかに利かされで緩んでいます。


               第4譜(68-80)
201705NK6.jpg
黒71疑問手。

               黒71の変化図
201705NK7.jpg
黒71では黒1とこちらに出る一手。
白2ならそこで黒3と押さえれば黒連絡形です。連絡していればはっきり実戦より打ちやすいでしょう。



棋譜はここまでですが、
「黒67とボウシしては下辺の厚みが働き黒好調でしょう」とのコメントをいただいたのですが、その後好調を維持できず負けてしまったのでした。
どうもNKさんには勝てません。



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[ 2017/06/17 11:29 ] 囲碁 | TB(0) | CM(0)

吐竜の滝と八千穂高原の蓮華つつじ(2017年6月12日) 

今週月曜日6月12日写真クラブの撮影会で八千穂高原の蓮華つつじの撮影に行ってきました。

途中清里の吐竜の滝で新緑の滝風景を撮影。
IMG_1392s.jpg

その後、八千穂高原で蓮華つつじの撮影でした。

IMG_1452s.jpg
ちょうどよい時期のようでした。よく咲いてました。
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[ 2017/06/16 20:19 ] カメラと写真 | TB(0) | CM(0)

私の棋譜添削(1) 

私の通っている囲碁学苑では月4回の授業のうち、1回は先生との指導碁ですが、あと3回は生徒同士の対局です。
生徒同士の授業対局ではだいたい80手ぐらいまで黒番が棋譜を取ります。
これを提出して、後日添削されてプリントをもらえます。
これが非常にいいんです。
自分の打った手のどこが悪かったのか、その場面ではどう打つべきなのか指摘してもらうのは棋力向上に大いに役立ちます。
この生徒同士の対局から毎週1つ選ばれて教材とされて、授業でもっと詳しく先生の手直しがあります。
私の碁、実はよく教材になるんです。
たぶんみんなの役に立つような間違いが多いんでしょうね。

ということで最近の授業対局の棋譜添削をお見せします。今年(2017年)4月の対局。
私の黒番です。
IMG_0128as.jpg
   白38でこの変化図のように打たれたらまいってたでしょうね。幸運でした。
IMG_0129as.jpg
IMG_0130as.jpg

いかがでしょうか、へぼな碁ですが、かえってプロ同士のすごい読みに裏付けられた対局より皆さんの役に立つかもしれません。
そう思ってこれから随時載せます。







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[ 2017/05/16 19:56 ] 囲碁 | TB(0) | CM(0)